ホーム > データベース > 禅籍データベース > 語録 > 『懐禅師語録』


データベース  


 懐禅師語録かいぜんじごろく
一巻 続蔵2-23
雲門下五世、天衣義懐(993-1064)の語を集めたもの。『続開古尊宿語要』の本は抄録で、今日、完全なテキストを欠くが、『祖庭事苑』五にその語釈を伝える。当時、前後二集があったらしい。『続灯録』五、『禅林僧宝伝』十一、『五灯会元』十六などの記載に合せて、ほぼその復元が可能である。義懐は、雪竇重顕に嗣いだ人。振宗大師とよばれ、『通明集』の作があったという。雲門宗の代表的な語録の一つである。 (禅籍解題 149)


 Last Update: 2002/11/01