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関連論文:『画賛解釈についての疑問』 |
【第17回】 「抉鬼眼睛嗔摺頤」
鍾馗抜鬼眼図 ([49]、144頁、賢江祥啓筆、称意東永賛、頴川美術館蔵) 註釈者不明 ……藍袍進士一鍾馗 (藍袍の進士、一鍾馗) 抉鬼眼睛嗔摺頤(鬼の眼睛を抉って、 『禅林画賛』では「嗔摺」の註に「〈嗔〉は怒ること、〈摺〉はくじくこと。和習の造語としても甚だ異様。意味不明」とするが、「 諸橋『大漢和辞典』の「摺」の項には「摺歯」とあり、『史記』范睢伝の「折脇摺歯」の例を引いている。そして『続文章軌範』揚雄の「解嘲」に「折脇摺、免於徽索……(脇を折られ したがって「鬼の眼睛を抉り、嗔って頤を 初出『禅文化研究所紀要 第25号』(禅文化研究所、2000年)
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